良好ミントの日記

街角プランナー、良好ミントの日記です。

一行で100万円!? 宣伝会議賞は人生を変えるか

こんにちは、良好ミントです。9月に入りましたが、今日は広告業界ではこの季節の恒例行事となっている“宣伝会議賞”のご紹介です。

グランプリは100万円!言葉だけで勝負できる公募賞

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宣伝会議賞のグランプリの賞金は、なんと100万円!キャッチコピー1行で100万円というわけですから、夢ありますよね〜(笑)しかも、準グランプリ以降も賞金設定されています。

グランプリ(1点)・・・100万円

コピーゴールド(1点)・・・30万円

CMゴールド(1点)・・・30万円 

眞木準賞(1点)・・・30万円

シルバー(7点)・・・5万円

協賛企業賞(各課題1点✕54課題)・・・3万円

 

賞金総額は300万円以上!

コピーは言葉だけの勝負。特別な資格や技術がいらないので、誰でも応募できます。

しかし、その応募ハードルの低さゆえか応募数は年々増加傾向にあり、昨年は

45万8944点の応募があったとか。。。この中でのグランプリ、半端ない難易度ですね。。。

 

コピーライターの登竜門的存在

上記の賞金は置いておきつつ、宣伝会議賞広告業界では若手コピーライター、クリエイターの登竜門的存在になっており、こぞって参加する空気があります。若手の間は先輩と一緒に業務を回していくことが多いため、なかなか“自分の作品”というのがつくれないので、早い段階で名前を売るためにもこういう賞は手っ取り早いのです。(販促会議賞やヤングカンヌなどもそうですね)

また、クリエイティブ以外の部署に配属された広告マンや大学生、あるいは企業のマーケ・広報担当者、純粋に「言葉が好き」という人などなど、クリエイターを志す人達も多く応募します。

難易度はスーパー高いですが、だからこその登竜門。激戦をくぐり抜けた人だから、将来が有望視されるのですね。

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ちなみに今年の宣伝会議賞、イメージガールは女優の清原果耶さんです。

応募は3つの課題から

キャッチコピー、テレビCM、ラジオCMの3つの課題から応募できます。テレビCMは字コンテでOKですが、絵コンテも受け付けている、とのこと。(知らなかった…)

1つの課題につき、50点まで応募できます。50点✕54課題なので、

ひとりあたり2,700点まで提出できます!笑

期間は約2ヶ月。10月31日の13:00までですよ!

応募はすべて、WEBサイトからです。

第56回 宣伝会議賞

 

言葉だけで人生を変える

広告コピーって、何度考えてもすごいものだなぁと思います。

たった1行の言葉で、新しい概念を生み出したり、人の行動をデザインしたり、ブランドのイメージをガラッと変えたり、時には涙するほど感動させたり。

そんなコピーは、言葉だけで誰かの人生を変えているのだと思います。この宣伝会議賞は、誰かの人生を変えるような言葉を生み出すことで、同時にグランプリを取ると自分自身の人生も変わる、という、まさに言葉で人生を変える賞なんですね。

 

ちなみに昨年のグランプリはクレディセゾンの「生活の100%をカード払いにしたくなった!と思わせるアイデア」というお題のコピーで、

“現金なんて、お金の無駄づかいだ。”

です。クレジットカードで払えば同じ金額でもポイントが貯まるし手間も少ないしでめちゃくちゃお得なのに現金で払ってしまうことを、うまく言い当てた表現ですよね。

カードを使わない人にとって「普通だ」と思っている現金払いという行為を、「無駄づかい」だと認識させパラダイム・シフトを起こす。そこがアイデアの核だと思います。必要なものに必要な金額払っているだけだとしても、「無駄づかい」になる。お金にまつわる「無駄づかい」というワードの使い方にクリエイティビティを感じます。

1行の破壊力、すごいですね。

 

今回は、ここまで。

私も今年は本気でチャレンジしてみようかな〜。